コラム
VOL35. 私事ですが・・・・
Date: 2009-03-27 (Fri)

先日、大学卒業以来13年ぶりに卒業式に出席してきました。何故かと言うと、4年前から通っていた社会人大学院を無事終了し「歯学博士」の学位を授与してもらうためです。

慣れない研究や発表をし、最後は口頭試問!なるものを受けて何とか卒業です。テーマは漢方薬が歯周病の抗炎症作用に及ぼす影響です。臨床にフィードバックできる内容でもあり、日々の診療に役立てればと思っている今日この頃です。

漢方薬に興味のある方はご一報下さい。

VOL34.途中で治療を止めてしまうと・・・・
Date: 2008-10-02 (Thu)

虫歯の治療でも歯周病の治療でも根の治療でも、途中で治療を止めてしまって来院しなくなると大変な事になります。普通の病気であれば痛みが取れてその後通院せずに放っておいても例外を除いてそれほど重篤な事になる事は無いと思いますが、歯だけは別なので注意が必要です。

歯の痛みが取れるのはあくまで治療の第1段階で、その後疾患が再発しないようなしっかりした処置、歯が噛めて機能するようにする処置、メンテナンス処置へと続きます。痛みを取る第1段階で治療を放棄してしまうと必ずと言って良いほど歯を失う事になりますし数年経ってから痛い目に合います。 もちろん通っているクリニックが嫌だ!先生と相性が悪い!等々治療を中断してしまう理由は色々あると思いますが、クリニックを変えても、我がまま押し通しても、治療は最後まで完遂させて欲しいと願う今日この頃です。

新規来院の患者さんで、治療を中断し放置していたために末期的な状況になっている人がこの頃多いので院長からのお願いです。

VOL33. 西武ライオンズ リーグ優勝
Date: 2008-10-02 (Thu)

小野寺投手、帆足投手、涌井投手、赤田選手、中島選手、炭谷選手、水田選手 皆さん札幌に来る度に毎日歯の治療に精進して主力選手としてしっかり活躍して結果を残してくれました。微力ですが、選手達の役に立てて優勝してくれたことを誇りに思います。おめでとう!

VOL32. 前歯の材質
Date: 2007-12-16 (Sun)

今回は前歯の材質について説明します。
一般的に前歯の神経を取らなければならないほど虫歯が進行した場合は最終的に頬っぺた側を白くした冠(俗に皆さん差し歯といいますが決して歯茎に差している訳ではなく残っている根に土台を建てて冠を被せているだけなのでお間違いなく!)を装着します。その白い部分の材質の違いによって長持ちに差が出るのです。

保険診療で前歯にその冠を入れる場合、白い部分は硬質レジンという合成樹脂を使います。ただ、この合成樹脂は水分を吸収する特性がある為、長年使用すると変色するという欠点があります。強度的にも弱い為金属で補強しなければなりません。歯の裏側にべったり金属が見えてしまい、色調も透明感を出せません。変色は個人差がありますが3年ぐらいと言われています。 その他は保険は効きませんが、セラミックスとハイブリッドセラミックスという材料があります。両方とも変色はしませんし、強度があるので金属の裏打ちも少なくて済みます。違いは色調再現性にセラミックスの方が利があるのと強度的にもセラミックスは金属に焼き付くので一体化できるという意味からも優れています。ハイブリッドセラミックスは変色がないセラミックス様の合成樹脂と考えてもらえれば良いと思います。
一般的にセラミックスよりハイブリッドセラミックスの方が廉価ですが、色調再現性や金属と機械的にしか結合しない欠点があります。

どれがお勧め?と聞かれたら迷わずセラミックスと答えます。保険が効かないため高い買い物になってしまうのは否めませんがより自然な歯の色に合わせられて透明感があり変色なく、よほど土台の歯が悪くならない限り10年単位で長持ちすることを考えたら安い買い物だと思います。

前歯に冠が入っている人は色々検討する価値はありますよ。VOL24も参照して下さい。

VOL31.虫歯の治療って・・・・・
Date: 2007-10-29 (Mon)

何と!1年ぶりの更新です・・・・すみません。
さて、今回は歯科治療では最も基本的な虫歯の治療についての独り言です。治療済みの金属の詰め物が取れたりした経験って皆さんありますよね?

取れてしまう理由は付け方が下手だったから?セメントで付けてたから?(セメントと接着剤の違いについてはVOL2参照)と 思う人が殆どだと思いますが、お恥ずかしい話、虫歯の取り残しがあって中で虫歯が進行して取れてしまう場合が、思いの他多いのです・・・。これって歯医者 (破壊者?)のせいです。

歯質が虫歯になっているかどうかは、今までは色や固さで判断するしかなかったのですが「う蝕検知液」という頼もしいお薬がありま す。このお薬は、感染している象牙質を色で染め出してくれる液です。かなり前から存在はしているのですが、染まりすぎたりして余計なところまで削ってしま うという欠点がありました。
しかし、メーカーの方々の努力により最近ではそういった欠点を払拭した物が発売され虫歯治療には無くてはならない物になってき ています。たとえ小さな虫歯であっても、歯科医の判断だけでの治療は危険です。特に神経を取ってしまっている歯の場合は虫歯を取り残すと致命傷になりかねません。

「う蝕検知液」をしっかり使ってる歯科医院で虫歯の治療をしていきましょう。

スポーツマウスガードの報告 VOL7 阪神タイガース 安藤投手、久保田投手 西武ライオンズ 涌井投手 来院!
Date: 2006-11-18 (Sat)

今年も多くのスポーツ選手達にマウスガードを提供し、歯、咬み合せの重要性を理解してもらいました。

特に西武ライオンズの選手は多数来院し、最近では、阪 神タイガースの安藤投手、久保田投手、西武ライオンズの涌井投手、スキージャンプのオリンピック代表山田大起選手達が治療を受けマウスガードを作成してい きました。西武ライオンズの選手達は成績も上がり、特に小野寺投手はかみ合わせの治療を行ったせいか、飛躍的に成績が向上して今シーズンを終えました。

これからもスポーツ選手に限らず、歯の重要性をたくさんの方々に理解してもらえるように活動を進めて行こうと思っています。

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