コラム
スポーツマウスガードの報告 VOL4 西武ライオンズ 小野寺投手 日本ハムファイターズ 小谷野選手 来院!
Date: 2005-09-29 (Thu)

パソコンの調子が悪く、HPの更新が出来ない状態が続き、更新も遅れてしまいました。すみません。

さて、この3ヶ月の間に色々な活動をしてきまし たが、スポーツマウスガードの活動に進展がありましたので、皆様にご報告致します。今までは、ただ作製して個人の感想しか頂けなかったのですが、今回法政 大学の男子ホッケーチームとそのフィジカルトレーナである剱持先生(ホッケーオリンピックチームのトレーナーでもあります)とのコラボレーションにより各 種データを集めて発表できる機会を得て、現在そのデータを採取しているところであります。理論的な根拠が出来上がると、各選手のモチベーションもあがると 思いますので今から楽しみです。

また、縁があってプロ野球選手にも作製する機会が得られました。西武ライオンズの小野寺投手や、北海道日本ハム ファイターズの小谷野内野手に実際に作製して良い評価をもらっています。また、両選手は治療にも通っていただいており、今後の活躍が楽しみです。今後は楽 天やオリックスの大物選手からもオファーを頂いてるのでどんどん歯の重要性をプロ選手に理解してもらえるのが楽しみです。

VOL27.治療の評価
Date: 2006-05-27 (Sat)

またまたスポーツマウスガードの報告です。

来る5月1日~2日にかけて西武ライオンズの選手達が多数来院しました。小野寺投手、松坂投手、赤田選 手の評判が良く興味を持ってもらいカブレラ選手、GG佐藤選手、中島選手、炭谷捕手に新たに作製しました。GG佐藤選手はなんとトリコロールカラーで毎試 合使用してもらってます。口元に注目してみて下さい!カブレラ選手は4色のマウスガードで練習で使ってもらってます。中島選手は透明で作ったため目立ちま せんが試合中はもちろん寝てるときまで使用してくれてます!炭谷選手も透明で作製して試合中から練習まで幅広く使用してもらっています、今後の活躍が楽し みです。

いずれの選手にも歯のアドバイスや治療をし歯や噛みあわせの重要性に深く理解を示してもらい今後の活躍が期待されます。皆さん注目して応援して下 さい!今後益々選手達に広まって歯に対してどんどん興味を持ってもらえるのが楽しみです。また後日報告しますので楽しみにして下さい。

VOL26.歯に良い食べ物
Date: 2005-04-11 (Mon)

皆さんこんにちは、札幌もようやく春の足音が聞こえて来るようになりました。本州では花粉症がすごいらしいですが北海道にはスギがないので街中をマスクをして歩いている人はめったに居ません。

さて今回は歯に良い食べ物について独り言です。一般にカルシウムを摂取したら、歯に良いと思われがちですが、成長過程において永久歯を作っている間は効果的ですが、成人になって生えてしまってる歯にはカルシウムの摂取はあまり効果がないと思われます。

では何が歯に良いのかというと、一般的に体に良いとされる食べ物は歯にも良いと言えます。というのも体の抵抗力が衰えると歯周病は進行しますし強いては他の病気にもかかりやすくなるからです。
列挙するときりが無いですが、りんご、卵、ほうれん草、チーズ、白菜、ピーマン、肉、するめ、海草、イチゴ、貝類、魚、木の実、牛乳、トマト、大豆製品、わさびなどです。大豆製品には歯に良いと言われているグリシンという物質が含まれていますし、わさびには強力な殺菌効果があると言われています。

乳酸菌の製品も良いのですが乳酸はエナメル質を溶かす作用があるので口の中で直接作用していいものではなく、腸に良い食べ物なので善玉菌が増えることにより免疫力が増加して歯周病菌に抵抗力が出るので良いとされています。ですから、乳酸菌の製品を飲んだり食べたりした後は無糖のものであってもすぐに口をゆすぐか歯磨きをした方が良いと思われます。触りにもありましたが、花粉症になると、口で呼吸する事が多くなり、口の中が乾きやすくなるので、歯周病菌が繁殖しやすくなります。

歯周病菌は血管の中にも入って糖尿病にかかりやすくしたり、血栓を作りやすくし、心筋梗塞などにかかる可能性を増大させると言われています。話は脱線しましたが、歯の病気は全身の病気と密接にかかわっており、食べ物を含めて日ごろの予防処置や、一人一人の意識を高めていくのが一番大事だと思われます。

特に花粉症の季節は歯医者にかかって予防処置をしてもらうのが良いと思われます。

スポーツマウスガードの報告 VOL3
Date: 2005-04-03 (Sun)

またまた、マウスガードの活動報告です。

3月27日に全日本ロードレース125ccクラス5連覇中の仲城英幸選手にマウスガードを作製しました。 装着感もよく力が出る!と期待してもらえて4月2日、3日のレースで使ってもらいました。

結果は予選トップで決勝はそのまま優勝!予選のタイムも他を引き 離しており、元々実力十分の仲城選手ですがマウスガードの効果はあったと言ってもらえました。仲城選手は平選手と並ぶ全日本25勝を挙げ今後はその記 録を破ること間違いなしです。全勝で今シーズンを終わって欲しいものです。皆さんも応援よろしくお願いします。http://www.mfj.or.jp/index.htm

VOL25.新しい治療法は・・・
Date: 2005-03-18 (Fri)

■残存歯の多い高齢者は健康     兵庫県国民健康保険団体連合会

皆さんこんにちは、今年の札幌は例年になく大雪で大変ですがもうすぐ春の足音が聞こえそうです。

さて、今回は新聞や雑誌等で色々取り上げられている新しい 治療法について独り言です。今、医学界も含めて一番注目されているのは「再生医療」です。従来の患部を切ったり削ったりすることなく、臓器や器官や歯な ど、そのものを再生させて古いものと取り替えてしまおうと言うのがこれです。

遺伝子レベルでの研究で色々な物が再生できるようになってきており、すでに動 物実験では歯様の物も再生されたことが確認されています。これからの臨床応用が期待されます。っが!私が思うに実際に臨床の場で歯の種を埋め込んで新しい 歯が機能するようなものが作られるのはまだまだ先・・・・。早くて20年先だと思ってます。歯を取り囲んで歯と骨をつないでいる歯根膜の再生の研究を ちょっとだけやっていた私ですが中々複雑なものでありその時でそういうものが確立されるのは50年後だなと実感していた覚えがあります。

歯は肝臓などと 違って再生してもその後"噛む”と言う機能が必要になってきます。機能を満たす物を再生させるには他の臓器や器官などに比べてすごく時間がかかると思うの です。また、虫歯なども削らないで再生させる治療法なども、出てきていますが、あくまでこれは健康な歯質が残っている場合であって神経を取ってしまった歯 だとか、治療をされてしまってる歯にまで応用されるようになるには時間がかかると思います。

要するにここで言いたいのは、新しい治療法はマスコミが大々的 に取り上げて万能のように告知しますがそうではないということです。もちろんそういう治療法も取り入れて行くのは言うまでもないことですが、私の医院の患 者さんもそうですが、殆どの患者さんが今までの治療のやり直しです。そうなってくると新しい治療法は応用できずらく、また、応用できるようになるにはまだ まだ時間がかかるので、それはそれとして、しっかり定期健診を受けてしっかり最後まで治療をして欲しいと思うのです。

潜在的に痛くないから大丈夫と思って る人がまだまだたくさん居る現状でしっかりした歯科医院をみつけて予防を心がけて欲しいと常に思います。

気になる発表を転載しました VOL2(札幌歯科医師会通信より)
Date: 2005-02-16 (Wed)

■歯周病の妊婦は、早産・低体重児出産のリスクが高い

日本人の疫学調査で判明歯周病にかかっている妊婦が出産すると、早産になって低体重 児となるリスクが高まることが、日本人を対象にした疫学調査でわかった。東京で行われたライオン主催の健康セミナーで、北海道医療大学歯学部の古市保志教 授が報告したもの。

歯周病が早産を誘発するメカニズムは次のように考えられている。口の中に歯周病菌が増え、免疫のバランスが崩れると、免疫を担当する細 胞から血中にサイトカインという情報伝達物質が出される。このサイトカインが過剰に出ると炎症がおき、歯肉や歯槽骨などの組織を破壊する酵素が出やすくな り、歯周病が進む。ところが妊婦の体内では、血中サイトカイン濃度は出産のゴーサインとみなされるという。

サイトカイン濃度が高まると、妊婦の子宮筋を収 縮させる“スイッチ”が入ると考えられている。妊婦が歯周病の場合、正期産以前(妊娠37週未満)に血中サイトカイン濃度が高まるため、子宮筋を収縮させ るスイッチが間違って入ってしまい、十分に成長していない状態で赤ちゃんを産む早産につながるという。

古市教授が正常妊娠の48人と、37週未満に分娩兆 候の見られる切迫早産の状態にあった妊婦40人を対象に出産状況を調べたところ、正常妊娠・正期産の人に比べて、切迫早産で早産・低体重児を産んだ妊婦の 歯周病菌の数は約4.5倍、血清中のサイトカイン量は約14倍多かった。

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